2010年07月04日

写真展

sailent_monochrome.jpg

さて、最近巡った2つの写真展を紹介する。

一つ目は銀座、資生堂ギャラリーで開催されている、
「暗がりの明かり チェコ写真の現在展」
現代のチェコを代表する下記10名の写真家を紹介したもの。

• Vladimír Birgus(ウラジミール・ビルグス)
• Václav Jirásek(ヴァーツラフ・イラセック)
• Antonín Kratochvíl(アントニーン・クラトフヴィール)
• Michal Macků(ミハル・マツクー)
• Dita Pepe(ディタ・ペペ)
• Ivan Pinkava(イヴァン・ピンカヴァ)
• Rudo Prekop(ルド・プレコップ)
• Tono Stano(トノ・スタノ)
• Jindřich Štreit(インドジヒ・シュトライト)
• Tereza Vlčková(テレザ・ヴルチュコヴァー)

ドキュメンタリーからポートレイトまで、チェコ写真表現の現在を垣間見ることができた。
小生は国内アーティストの写真ばかり見ていたので、海外の前衛的な写真表現は
大変よい刺激になった。
ジャンルは違っても、個々写真には秘めた強い思いを感じ取ることができる。
日本の写真作家に多い、単に奇をてらった作品は一つもない。
それぞれに技術とセンスと主張を感じる。

印象に残っている作家は、イヴァン・ピンカヴァ
少ない情報にも関わらず、訴えたいもの(私が感じた)を強く感じ取ることができた。
何故か考えさせられ、見入ってしまった。
ginza12.jpg


次に紹介するのは、エモン・フォトギャラリーで開催されていた、
「Silent Monochrome ーLiving with Photographyー」
こちらの展示会のコンセプトは、タイトルの通り、
生活空間の中に取り入れる写真作品の提案として、4人の作家作品を展示したものである。
先の展示会とは違い、モダンで洗練された、”絵になる写真”を集めたものである。
むろん、これらはこれらで悪くないのだが、その価格設定に少々疑問を感じた。
はっきり言ってしまうと、こういった写真は今やインターネット上に大量にあふれている。
無論、どれも美しく綺麗であるのだが、”俺が撮ったんだ”という強い個性を感じ取ることができない。
雰囲気の良いロケーション。センスの良いカット。そして綺麗なプリント。
デジカメのおかげで、センスはあっても上手く写真にできなかった人たちが、
一気にネット上に出現してしまった。

今回の展示作家の中に、David Fokosなる作家の写真が展示されていたが、
彼の写真を見たときに、小生が参加していた写真ワークショップ同期生の
作品ととても似ていたのでびっくりした。
その上その販売価格が半端でない。
広尾のギャラリーということで、文化芸術にお金を惜しまない方が多く住んでいる
地域であることを考えれば妥当な値段なのかも知れない。
しかし、何かをきっかけに名が知れれば高額で売れ、名が知られなければ売ることすらできない。
写真界の歪んだ一面を見たような気がした。
posted by omiya at 17:21| Comment(0) | 日記
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