2008年09月15日

写真の価値(その2)

shirt02.jpg

その後考えて考えて、辛い日が続いた。
写真の価値について悩み、辛い日が続くなんて書くと、
写真に興味が無い人が読めばきっと「アホかっ」て思うであろう。
で、今日掃除しながらふっと思った。
自分の好きなように撮ればいいんだ。

自分にとっての写真は、私生活の、そして現世の記録である。
写真は日々の断片であり、そしてそれは良くも悪くも思い出となる。
その時を偲んだり、元気をもらったその瞬間を永遠のものとし、
心のバイブルとする。

WSに通って、写真が印画紙に焼き付けられる仕組みを学んだ。
多くの写真作家、特にモノクロの作家は、カメラを美術表現の道具とし、
読んだ通りの光を印画紙に焼き付け、自身の美術表現を目指している。
特に欧米では、写真もれっきとした美術品として扱われ、その地位も
確立され、高値で取引がされている。
WSでそのことを学び、そしてそのことにずっと囚われていた。
どうしても写真を美術品として捕らえる事に抵抗を感じ、なじめずにいた。
むろん引きつけられてやまない写真にもお目にかかっているし、
購入した写真もある。
しかし、それらは決して美術品としてや、投資目的で買ったものではない。
純粋に写真として気に入ったから購入したのである。
「なんかいいなぁ、この写真」
写真作家に対してはとても失礼なのかもしれないが、こんな感覚である。


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2008年08月24日

写真の価値(その1)

south_aoyama02.jpg

2月のグループ展に向け、出展しようと考えている作品の
プリントアウトが一通り終わった。
改めてみてみると、GR1sによる縦位置のものが多い。
あるコンセプトに従ってチョイスした作品群であるから、自ずと
同じような心の状況で撮ったモノが集まった。

今回のコレクションは、きわめて個人的な心象となるモノを
チョイスしたので、プリントしながら、「このコレクションの
意味が見る人に伝わるであろうか。」常にそう思ってきた。

まずは数週間前にWSのメンバーに見ていただいた。
その時の意見は、「当時の自分の、希望と現実の葛藤を、
”分かる”と言ってくれた。

そして昨日は渡部氏と他のメンバーに見ていただいた。
作品は全部で渡33点。渡部氏は「枚数はあるけどインパクトのある
モノは無いね。この中でコレと思うものはどれ。」
と聞かれたが、私の中ではコレという作品はない。
そのそも明確なテーマを持って集めたものではないし、
一点一点に意味や関連性はまったくなく、集められた写真の流れの中で
時の流れ、場所の流れ、気持ちの流れを伝えたかった。
しかし、それは伝わらなかったようだ。
別のメンバーからも言われた。
「何が言いたいのかさっぱり分からない」

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2008年08月02日

白石康次郎

tone_riv.jpg

以前にも紹介したが、気に入って見ている番組”しあわせロハス”で
海洋冒険家の白石康次郎さんが紹介された。
彼は、ヨットによる世界最年少単独無寄港世界一周
を成功させた人物だ。
小生と同い年である。

番組の中でのそんな彼の言葉。

始めるのに理由はない。
だからこそどんなに辛く厳しくてもやめる理由はない。
始めるのに余計な理由を付けると、その理由がダメになったとき
物事をやめてしまう。また、止める時も理由を付けてしまう。

あるがままを見る必要がある。
今の状況をあるがままの心で見ないと、判断を誤る。
勝ちたいと思った瞬間に、心に"勝ちたい"というフィルターがかかる。
そこから外を見ると、自分に有利な情報しか入ってこない。
怖いというフィルターから外を見るから身がすくむのである。
怖いも勝ちたいも人間の都合によるもので、海は全く関係ない。
自分が死んでも、ただとうとうと風が吹く。
また、自分が優勝してもただ、とうとうと風が吹く。
人間の事情を持ち込んではいけない。
相手は自然である。人間ではない。

「自然を守る」とはとてもおこがましい発想である。
自然は守ってくれなんて思っていない。
自然はいままで破壊されたことはない。
温暖化で人類が無くなっても、自然は無くならない。
たとえ破壊されてもまた再生する。
「自然を守ろう」とは「人間に都合の良い自然を守ろう」
ということである。
自然は厳しく残酷なものである。
自然との調和が大切である。
自然のままもダメ、人間のままもダメ。
ちょうど良い距離感を保つことが大切。


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2008年07月27日

夕立

neighborhood01.jpg

夕立らしい夕立。
あっという間に暗闇に包み、そして忽然と強い光を放つ。
美しくそして切ない、一瞬のマジックタイム。
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2008年07月21日

グループ展に向けて

zaou01.jpg

さて、少し気が早い話かもしれないが、
来年2月にWS2Bのメンバーによるグループ展が予定されている。
そのために新作を撮影するのではなく、漠然と過去の作品から
Choiceし、集めようと考えている。
写真は結構長くやっているが、展示会は初めてのことで、
それなりに気合いが入る。

WSでせっかく銀塩プリントを、学んだにも関わらず、
作品はすべてインクジェットプリンターで印刷したものに
するつもりでいる。
2Bの暗室が使えるとはいえ、やはり自身の作品は身近なところで
追求できなければならないと考えているので、
作品作りのために電車に乗って、他人を意識しながらの
プリント環境では、納得したものができないと考えたからである。

PX-5600の癖も掴み、ほぼ思い通りのプリントができるようになった。
ここ最近、週末は写真のChoiceとスキャニング、プリントに明け暮れている。
作品として使用する用紙もほぼ決まった。
一番肝心なことであり、かつ一番難しいのはテーマの設定と、
作品のChoiceであるが、それも収束に向かいつつある。
作品群のテーマは”仮象”
「きわめて個人的な、現実でない事実。
それは理想なのか仮象なのか。
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2008年07月06日

創作者は孤独である

kuzyu09.jpg

時々ワークショップで知り合ったメンバーと
お酒の席を共にする事がある。
会って飲んで、写真やカメラについて時間を忘れて話し込む。
いい歳をしてから仕事関係以外で友達を作る事は、なかなか
難しい。先入観や偏見が邪魔をしてしまうものであるが、
目的やこだわりを分かち合える者同志であるからこそ、
実現出来ているのだと思っている。

しかし、創作者たるもの元来孤独でなくてはならない。
”ならない”と書いたのは、静かにそして真摯に自分の心と向き合って、
初めて自分のみが作り上げられる、自分の世界を表現できると
考えるからである。
それは自分との戦いであり、そういった意味ではアスリートと
同じなのかもしれない。

孤独だからこそ、友と会える時間は有意義にし、大切にしていきたい。
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2008年06月22日

PX-5600 Section2

maxart_box.jpg

さて、本日エプソンよりオリジナルポートフォリオBOXが届いた。
なかなか丁寧な仕上がりに感動。
基本的には厚紙で出来ているが、ダークブラウンの合皮で覆われており、
使い込むと良い感じにエージングされそうである。
このプレゼントキャンペーンは、PX-5600購入者がその使用感を
自身のBlog上に記載し、エプソンプロセレクションブログ
トラックバックの上申し込むと、頂けるキャンペーンである。

小生はトラッックバックをただ鬱陶しいものとばかり思い込み、
その仕組みをよく分かっていなかったので、設定しないでいたのだが、
わざわざエプソンさんから「トラックバックしてほしい」との電話連絡
を頂いた。
こんなインプレでも役に立つのであれば、是非参考としてほしい。

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posted by omiya at 16:24| Comment(2) | 日記

2008年06月14日

PX-5600

kuzyu08.jpg

さて、念願のPX-5600を購入して1週間が経つ。
PX-5500の購入を検討し、エプソンスクエア新宿にお邪魔した際、
「遅くとも半年以内には新モデルが出るので、少しお待ちになった方が良いですよ」
とのアドバイスを伺ってから間もなく、PX-5600の発表があった。
何よりうれしかったのがCDラベル印刷が可能になっていた事であった。
写真プリントが主な使用目的ではあるが、フォトムービーをDVDに焼く事も多いので
CDラベルプリントが出来るようになった事はとてもうれしい。
一般家庭での利用で、プリンターを2台設置するのは現実的ではないので、
ラベルプリントのためにPX-G5300の購入も候補に入れていた位である。

しかし、安易に喜べない事実をしった。
PX-5500、5600とも2種類のブラックインクを用紙や印刷媒体によって
手動で取り替えなければならない。
小生の場合写真プリントで主に使うインクは”フォトブラック”であるが
普通紙、CDラベル印刷時は”マットブラック”になる。
インクカートリッジを取り替えるたびにプリントヘッドのクリーニングを行うので、
相当量のインクが消費されてしまう。
インク1本が1000円強なので、今後出費が嵩みそうである。


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posted by omiya at 12:52| Comment(0) | 日記

2008年06月01日

ワークショップの終了

room05.jpg


3月8日から始まった、写真家渡部さとる氏のワークショップが
昨日をもって終了した。
毎週土曜日、全12回の講座は長いようで短いようで、
単調な毎日を過ごしていた小生にとっては、楽しくもあり
一方で辛い一面もあった。

撮影に関する技術的な未知の事柄を習得したと言う点、
また、写真の見方や作品としての写真のあり方については
多くの事を学ぶ事ができた。
しかし、「写真でいったい何を撮るべきか。」
その答えは残念ながら見つける事ができなかった。
もしかしたらこの答えは、写真を撮り続けている以上、
写真に携わっている以上、答えは出ないのかもしれない。

このワークショッップで、多くの素敵な仲間やすばらしい作品に
出会えた事は、小生にとって大きな収穫であった。
そしてきっと今後の写真人生に、大きな影響を与えてくれるであろう
事は間違えないと考えている。

さて、新しい写真生活が始まる。
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2008年05月26日

銀塩カラープリント

hexar.jpg

さて、ワークショップ11回目は銀塩カラープリントを学んだ。
いやいや、これが予想を遥かに超えて大変。
何が大変って、モノクロと違い全くの暗闇での作業になるのである。
カラーだから、冷静に考えれば当たり前の話なのであるが、
まだまだ慣れない引き延ばしや現像作業を、闇の中
手探りで行うのは思った以上に神経を使い、
クタクタになる。

で、仕上がりも全く納得できず。
モノクロと違って、明るさだけでなく色味もあわせる必要があり、
もちろん1回や2回で上手く焼けるはずもない。
きれいな銀塩プリントを得るには、相当の経験と努力が必要な事が
改めて分かった。

追求してみたい気もするが、カラーであればインクジェットプリント
でも、相当いいものが作れることを考えると、ちょっと躊躇してしまう。
さて、どうしたものか。
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2008年05月18日

モノクロプリント

tafukuji03.jpg
E-330+DistagonT*28/2.8

さて、WSも昨日で10回を数える。
昨日は「ビューイング(写真の見方)座学」であった。
渡部氏が購入したもの、そして氏自らの作品をあわせ、
オリジナルプリント数十点を一気に見る事ができた。
小生は滅多に写真展には行かないので、これだけの数と
クオリティーのモノクロプリンントを見たのは初めてであり、
どれもこれもすばらしいの一言であった。

このワークショップに入ってから気がついた事は、
真のモノクロプリントの美しさと、制作の難しさでである。
無彩色であるモノクロの世界は、明暗の諧調(グレートーン)、
輪郭表現となる解像度感、粒状性が高次元で表現されなければ、
存在感や立体感を伝える事は出来ない。
3月23日のエントリーでも書いたように、その制作は撮影時から
始まっており、気をつけなければならない事は沢山ある。
カラー写真を単にモノクロ化したものも確かにモノクロ写真ではあるが、
モノクロプリントは、単なるモノクロの写真ということだけでなく、
写真作家の思いを具現化し伝えるべく、一作品の表現方法である。
プリントそのものがモノとしての高い価値を持つのである。
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2008年05月14日

アートイベントの紹介

今月5月29日(木)午後、横浜・山下公園で英国のアーティストアントニー・ゴームリーの
インスタレーションが行われます。
1500人の人間で人型をつくり、その模様をインターネットで全世界に発信しようというもので、
「ONE FOR ALL」という貧困撲滅のためのチャリティイベントとして実施されます。

現代彫刻の巨匠ゴームリーの発案デザイン、イギリスでは大きな影響力を持つ慈善団体
「コミック・リリーフ」の企画で、U2のボノをはじめ国内外著名人の賛同とかなり注目すべきイベントなのですが、
平日の開催ということで参加者がなかなか集まらないようです。

興味のある方、時間に余裕のある方がいらっしゃいましたら、
是非協力してあげてください。

詳しくは
http://www.oneforall2008.jp/PC/
posted by omiya at 12:37| Comment(0) | 日記

2008年05月05日

400kmの旅

byo01.jpg

さて、今回のゴールデンウィークはカレンダー通りで、
最長で4連休である。
旅行嫌いな小生は、4連休くらいでは通常どこにもいかないが、
WSの課題のため、小さな旅行を計画した。

場所は千葉県の屏風ヶ浦
この場所は以前放映されていたドラマ「あしたの喜多義男」
の最終回のロケ現場となったところだ。
きっと北海道あたりかと思っていたのだが、
関東圏にこんなところがあるのかと思うほど、
小生にとっては絶景であった。

しかし、予想に反して天候が今ひとつ。
どうも最近気象庁の予報が当たらない。
良い方向に外れるならまだしも、ゴールデンウィークは
全日絶好の行楽日和なんて言っておいて、この有様。
まあ、荒れた海も悪くないかと、霧雨降る中の撮影となった。

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posted by omiya at 23:19| Comment(0) | 日記

2008年04月20日

写真芸術

hand.jpg

WSに参加すると、誰かしら写真作家による作品の品評が行われる。
何を表現したくて撮影するのか、したのか。
撮影技術は意志を写真として表現するための手段として大切であるが、
そもそも表現したいもの、訴えたいものが曖昧では、作品とはならない。
そこがカメラマンとしての写真と写真作家としての作品の違いである。
しかし最近考える。
写真はアートとして成立するものなのかと。

そもそもこの”写真”という言葉がいけないのかもしれない。
”photograph”という言葉を調べてみた。

photo+graph
photo:光の
graph:書かれたもの

つまりphotographとは”光によって描かれるもの”が、本来の意味である。
(かつて日本でも”写真”ではなく“光画”と言われたときがあったようである)
写真と言う言葉、単純にとらえると「真実を写す」と解釈してしまうが、
どうやら、語源は違うらしい。
ここでは、”写真”の語源を
「遠くの風景がピンホールを通って暗い部屋に逆さまに投影される」
と説明している。

要するに写真とは概念的なものではなく、単純に「虚像を映し出す道具を
用いて作り出された絵」だということが分かる。
すなわち、現実を素直に写し取る事もできるし、道具として創作物を
作り上げることも可能なのである。

写真はアートとして成立するものなのか。
今までは何となく否定的な立場でいたが、2B WSに参加して、
写真家を目指す多くの人と出会い、作品を見て会話し、
考え方が徐々に変わってきている。
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2008年04月08日

diva

kuzyu07.jpg

たまには写真以外の話題を。。。

歌姫と言えば、MISIAやHikkiが筆頭に上がり、
その実力は今もなおとどまるところを知らない。
小生も二人は好きな女性シンガーであるが、最近また
気になるアーティストがいる。

一人は青山テルマで、もう一人が絢香。
二人とも発声に無理がなく、安心して聞いていられるシンガーである。

青山テルマはクオーターであると同時に、インターナショナルスクールや
アメリカンハイスクールに通い、ゴスペルの経験があるだけに、
声の量感と英語の発音のきれいさが魅力である。
ゴスペル経験者と言うことであれば、MISIAと一緒であるが、
二人ともこれからの日本のR&Bを牽引していく偉大なシンガーになってほしい。

一方絢香は、純国産のsinger-songwriterと言えば良いだろうか。
多くの優れた先輩歌手はたくさんにるが、久しぶりに”うまいなぁ”
と思えた若手歌手である。シンガーというより”歌手”の方がしっくりくる。
松任谷由実や竹内まりやなどと肩を並べ、歴史に残る歌手を目指してほしい。

二人の今のヒット曲は、この殺伐とした今の社会において、
ふれあい、思いやり、優しさ、心のつながりを切実に訴えかけてくる。
とても良い曲だ。

iTunes Store

青山テルマ”そばにいるね”

絢香”手をつなごう”

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2008年04月06日

ブツ撮り

rose.jpg

さて、WS 2Bでの講義も昨日で5回目。
第4回の時に撮影したブツ撮りのネガからプリントを行った。
今回は自動現像機なるものを使用したが、こんなものがあったなんて
初めて知った。
アナログの世界であっても、自動化は進んでいたようである。

引き延ばし機で印画紙に焼き込んだ後、スロットローディング口へ
滑り込ませ待つこと3分ほど、定着まで済んだ印画紙が出てくるので、
後は水洗いだけ。
現像液に浸し、浮き上がった絵を見たときの感動は味わえないが、
枚数をこなすとなると、これはこれでやはり便利なものなのだろう。

ブツ撮りでは、被写体となるモノを魅力的に表現するための
光の当て方(モノの置き方やレフ板の使い方)を学んだ。
やはり楽しちゃ良いものは撮れないと言うことである。

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posted by omiya at 23:34| Comment(0) | 日記

2008年03月29日

銀塩プリント

room04.jpg

第2回ワークショップで光を読むことの大切さを知ってから、
そのことばかりが頭から離れない。
確かに色のない写真表現では、光の強弱により見る人の視線を誘導し、
また、光と陰から被写体の立体感をより強調することはできる。

「写真とはいったい何なのか」この言葉が再び頭をよぎった。
なぜよぎったかと言えば、被写体の立体感を出し伝えることだけが、
モノクロ写真の表現なのかと思えたからである。

下の写真はWS第3回で銀塩プリントしたものだ。

print02.jpg

べた焼きの中で、自分として何となく気になったものを
選んで焼いてみた。
渡部氏に見せると、このような日陰の均一の光では
伝わってくるものが何もないとのこと。
確かに、注視点となるものもなく、光のグラデーションもない。
しかし小生は、全体の構図として、何となく”もわっ”とした
現場の雰囲気がこの写真から感じ取れたのである。

今日WSの帰りに、またこのお店の前を通りかかった時
あることに気がついた。
何で自分がこの写真を撮ったのかを。
この写真はカラーで撮るべきだったのではないかと。
建物の壁面の色や、シェードのストライプ。
店先に置かれた、色とりどりの野菜や果物。
無造作に置かれた段ボール。
そう、相変わらずカラーの視点でモノクロを撮っていたのである。
モノクロを撮るときは、モノクロの視点となって、
頭の中でモノクロの仕上がりのイメージを想像して
撮らなければならない。

まだまだ修行が必要である。
モノクロへの道は遠い。。。
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posted by omiya at 23:23| Comment(0) | 日記

2008年03月23日

光を読む(その2)

ekoda01.jpg

ワークショップ2Bの第2回では「露出の基礎を実践」というテーマで、
教室の近隣での野外撮影を行った。

廃墟となった公衆浴場を駐車場として利用している建物にはいると、
渡部氏は「良い光が差している」と、生徒の一人をそこに立たせ、
おもむろにデジカメで1カット撮影した。
むろんカメラ任せの露出ではなく、教えてもらったばかりの
基本的な露出設定で撮影したのは言うまでもない。

参加者達は皆、ぽかんとした様子。
ほら、かっこいい写真が撮れたでしょう。
「え〜」参加者達から驚きの声が上がる。
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posted by omiya at 17:37| Comment(0) | 日記

2008年03月15日

光を読む(その1)

shinagawa02.jpg

ずいぶん前の話になるが、自信のHPの”写談義”というコーナーで、
モノクロ写真のことについて、こんな風に書いていた。

***************************************
どんな人も「想像する楽しみ」というものを持っているはずである。
これから起こることであろう事や、大好きな人のまだ知らない部分であったり、
本であったり、漫画であったり。
人間は実際に目で見て感じたり、匂いや皮膚で感じる感触など、
いわゆる五感のほかに脳で感じる事のできる生き物なのである。
まあ、他の動物が同じような感覚を持っているかは定かではないが。

脳で感じる。これぞ本当のバーチャルな世界なのではないであろうか。
ドラえもんがテレビで放映された時、その声を聞いてショックを受けた人は
結構いたのではないかと思う。
本や漫画を読んでいるとき、人間はその主人公になりすまし、
自分の中で色や音を作りだしてその世界を楽しんでいるのである。
世の中に色のない世界というものはない。
光があるかぎりそこに必ず色は存在する。

改めて見て欲しい。白黒写真は単に白と黒の2色の世界ではないはずだ。
そこには無限の光のグラデーションが存在する。
光の強弱があるかぎり人間はそこに色をつけることができるのである。
その写真を見た人が自由に色を付け感じ、想像するのが白黒写真の楽しみ方なのである。
だからこそ絵画と同じように芸術性が高いものなのかもしれない。
作者の撮影の意図を探るのである。なんでこの写真を撮ったのか、
一体何を訴えたいのか。言葉にならないものも多い。それでもいいのである。
何か心に強く感じるものがあれば...
色と情報に溢れた現実からちょっとだけ逃避できる、ささやかな楽しみなのである。
*****************************************

小生のモノクロ写真に対する考えは、その当時から変わらずこのままであった。
そう、今日のWSを受けるまでは。。。

むろんここに書いたことがすべて間違っているとは言わない。
モノクロの世界に見た人が感じたままに色をつけて楽しむ、
現実の色を想像して楽しむ。
鑑賞する側の人の楽しみとしては、一理ある考えではある。
しかし、写真を撮る人、作品を作る人の概念としては、
大きく間違っていることに、今日気づかされた。
そのときのショックはとても大きく、今までの自信の概念を
大きく覆させられてしまった。

つづく。。。

posted by omiya at 22:50| Comment(3) | 日記

失態

shinagawa03.jpg

前回のワークショップで、勉強した露出で何点か撮影してくる
との宿題が出ていたのですが、大変な失態を犯してしまいました。
現像されたフィルムを受け取り、家に帰ってあけてみると、
フィルムは真っ黒。。。
巻き上げスタート時の感触がなんか変だなぁとは感じていたのですが、
どうやら歯がかみ合っておらず、一枚も巻き上がっていなかったようでした。
はぁ。

明日は第2回目です。
気を取り直して、行ってきます。
posted by omiya at 01:20| Comment(0) | 日記